この頃は日が長くなって、夕方、黄昏時が気持ちいい季節です。
先日、仕事を終えてから野尻湖をサイクリングしてきました。一周15kmほどの野尻湖は、適度なアップダウンとコーナーリングの楽しさが味わえます。一周するのに1時間もかかりませんので、気分次第で2周、3周と走って帰ってきます。ただただ走って。
自転車は基本的に左側通行ですので、湖を周回するときは左周りが基本です。左回りだと湖側を走ることができるので、常にいい景色を見ながら走れます。ですが、1周したら逆回りしてみるのもおもしろいものです。同じ道でも見える景色が全然違います。
こんなときいつも中学の頃のある出来事を思い出します。その頃は、部活で毎日グラウンドを5周、10周と走っていました。でも、いつも右周りなんです。他の部活もみんなそうでした。何で右じゃなきゃいけないのか?そう思った自分は、ある日、まだ誰も来ていない早朝のグラウンドを左回りで走った。別に何が起きたわけでもないんですが、自分はすごいことをした気分になりました。ただ、左回りで走ったのはこの時だけでした。
理由や根拠がない(と思われる)ことは、世の中にたくさんありますが、それを考えてみることが大事な時もあるのかもしれません。哲学とはそんなものなのでしょうか。
黄昏の野尻湖と妙高山の景色はとても美しいものです。では、なぜ美しいと思うんでしょうか?この日は、そんなことを考えながらサイクリングしていたかもしれません。もう忘れましたが。。。